しばらく山歩きしていなかったら、驚くほど歩けなかったりします。
短い距離や時間でも定期的に歩いておいた方が身体が歩き方を忘れなくていいみたい。
なので、登山口まで近い、単純でわかりやすい、短時間で登れる、で運動になる、で見晴らしもいい、
そんな山は、「尼ヶ岳」だ。なんてことない山だけど。。
伊賀市高尾から登ります。
集落を抜けて浄水場のあるところが駐車地。
立派な案内板とトイレがあります。
案内板の左側から、歩きだします。
その前に
案内板を見てみよう。
現在地から山頂へ時計回りで行きます。
案内図の横には注意書きもありますんで読んで行ってね。
杉林の道です。しっかり整備されています。
もちろんマスクします。
積雪は、あまりないけど凍ってかなり滑りやすいところがあります。 慎重に足の置き場を選んで歩こう。
前方、左に木の橋が見えてきます。段ち橋です。
橋を渡ったら右に登ります。
熊笹と杉の木が、とってもきれいなんです。
杉、、恐怖ですけど、、大丈夫でした。
桜峠からの道と合流してから、こんな車の跡があります。
なんだろう?変わった車で登る趣味の人がいるのかな?
と、歩いていくと、
あ、登山道を整備するための工事のようです。
道具や資材荷物を運んで来たんだろうね。
始まったよ〜〜、ながーーい階段。しかも傾斜キッツイよーー。
工事のための木切れも延々と並べられています。
ここを、えっちらおっちら歩いていくと3人の人が工事作業されていました。
私が通り過ぎるまで待ってくれて、、でも、ゆっくりゆっくりしか進めなくてごめんね。
工事の人は、ラクラク簡単に登ったり下りたりしてた。すごい体力だ。
そして、工事の場所を過ぎれば、だんだん積雪がきれいになってきた。
雪は柔らかくフカフカで、眩しい。
でもね、しんどいよーーー!!傾斜きつくて息があがる。
一歩一歩、両足揃えてときどき止まって息を整えて、登ろう。なかなか進まないけど。
ゆっくりゆっくり、ゆっくりしか歩けない。
あー、しんどい、しんどいから、ベンチあるし、雪景色はきれいだし、ちょっと休憩だ。
道標もあるし、ゼーゼー言いながらも歩みを止めて確認しておこう。
ベンチに腰かけて、お茶飲んで、
息切れしてても、ホントに落ち着くきれいな雪の輝き、空もウルウルきそうなほどに青く澄んで。
深呼吸、深呼吸。。
あんまり休憩し過ぎると先に進むのが億劫になるから、ほどほどにして
心臓破り!最後の登りだぞーー!行っくぞーーー!!
ゆっくりゆっくり登ってんだけど、、ゆっくりしか登れないけど
すぐに息切れ、、つらいぞ。。修行修行。。
ちょっと進んだかな、休み休み なんだけど、やっぱり息があがる。
振り返れば、どんどん見晴らしよくなっていくよ。んですが、しんどくってそんな見晴らし良い写真撮るのを忘れてた。
え〜い、前進あるのみよ。
もうチョイだよ、、もうチョイですよ、ガンバレ自分!
重い足、、先は見えてるのに なかなかたどり着けなくて。。
もう少しなのに、一歩進んでは休み、進んでは休み。。
来たぞ!やったぞ!!山頂。
息ゼーゼー、ヨレヨレで たどり着いた。
この「尼ヶ岳」の看板まで。
そして気持ち、解放された〜〜
そして、いい眺めだよーー。
そのうち すぐに息切れも落ち着いてくるからねえ〜
吹く風もすっごく気持ちいい!!
目の前にはシャランと倶留尊山!
画像イマイチですが、、遠く広がる三峰山と高見山も素晴らしく。
どっしり大洞山もきれいだ!
ちょっと霞んでいたので写真がうまく撮れませんでしたが 青山高原や四日市方面、鈴鹿の山とか矢頭山なども見えていたよ。
温かいもの飲んでおやつして、のんびりくつろいで、
でも、じっとしてると寒くなってきたので そろそろ帰ろう。
富士見峠への道を下りて行きます。
こちらも急な階段だね。
最後にゆっくり景色を楽しみながら一歩一歩慎重に下りて行こう。
そして、こちらにもベンチがある。登ってきたときに休憩したベンチのある場所に道は通じています。
真直ぐに下りて行こう。
ほーら、やっぱり こちらも急な階段が続いてます。
富士見峠です。ここにもベンチがあります。
左に下りていくと下太郎生。
なので道標のとおり真直ぐ高尾へ下ります。
あとは、の〜んびり下っていくだけ。
杉林だけど、花粉は ぜんぜん大丈夫みたい。
やがて沢沿いにただただ歩いていくと
登るときに渡った「段ち橋」が見えてきます。
ここまで下りてくると やれやれです。
車が見えてきたよ、駐車地に着きました。お疲れ様〜
工事作業の人の他には誰にも会わなかったけど
駐車してる車がもう1台ありました。
「尼ヶ岳」山頂で会う人は
「倉骨峠から登ってきました」って言う人が多く、
大洞山とセットで登ってくる人が多いです。
私にとっては、尼ヶ岳は地元の山。体力もないので、気が向いたら ちょっと登ってみたい山。
なので自宅から近い高尾からばっかり登ってます。
みんなが嫌がる階段道も、雪化粧して延々と続いてると すっごくきれいです。
何でもない素朴な山ですが、きれいな容姿で伊賀富士です。
歩くなら、春と冬が好きです。